高速リサイクラーでPEリバース(逆巻き)&下巻きをピッタリ巻く方法

皆さんはもう既にご存じ&使っていることだろうと思うと、今更感がありますが、ようやく第一精工のライン 高速リサイクラーを買いました(;^_^A

 

今までは新しいラインをリールに巻くときには、直径2mm程度で長さが40cm程のホームセンターで売っている竹ひごのような細い棒をラインのスプールの穴に入れて、壁などに傷が付かないようにボール紙などをしいて、棒の両端を足で押さえつけてテンションを調整しながら巻いていました。(細い棒なので曲がってバネのように適度なテンションが掛けられる。テンション緩めの時には棒の両端を足で押さえ、テンションを強めたい場合は真ん中のスプール近くを押さえると力がかかる。鉛筆などではテンションの調整が難しい?)

また、ラインを巻き直したりリバース(ラインを逆巻きにしてひっくり返す)する場合は他に2つの古いリールを使ってやっていたのですが、年に2回ほどのラインの巻き直しにわざわざ高速リサイクラーを買うまでも無いかな?と何年か前にYouTubeの動画解説を見ながら思っていた根っからのケチです(;^_^A

しかし、今まではシマノの3000番など小さめのリールしか使っていなかったが、昨年買ったツインパワーXD 4000XGに1.2号のPE200mと下巻きを巻くのが結構長くて面倒だった(;^_^A

アマゾンでセール期間中に今年の分のPEを購入するついでに高速リサイクラーを一緒に買いました。

これも、無印(王様印と書いてあるので無印ではないか?w)の高速リサイクラーと、高速リサイクラー2.0というバージョンアップ版が有るのですが基本構造は同じということだったので、購入時1,000円くらいの差があったので安い方にしてしまいました。ドケチ(;^_^A

購入時はアマゾンで¥ 2,664でした。

高速リサイクラーでPEラインをリバース(逆巻き)にする
▲無印の高速リサイクラー。2.0にはギアが金属製でベアリングが入っているようです
▲高速リサイクラー2.0にはスプールの取付シャフトが短いものも付属
▲幅の広いスプールで丁度いい長さ。右側の赤いつまみでラインテンションを調整します。

無印と2.0の主な違いはギア部分が金属性のようでボールベアリングを採用しているようです。無印は樹脂製で回した感じがガタついてちょっと音がうるさいです。これはレビューにも書いてあったので覚悟はしていたのですが、垂れてこないような固めのグリスを少し塗ったら少しはましになったような気がします。(ラインにグリスが付くのは嫌なので垂れてはみ出さないような固めのグリス)

※あとから動画を見たのですが、2.0の方がやはり音が静かなような感じです。

あとは、2.0にはスプールの取り付けシャフトが長いものと短いものが付属しています。

大は小を兼ねるのですが、幅の狭いスプールを締める時には、面倒だというレビューが有りました。

普通は黒いネジの片側を指で勢いを付けて回し(慣性の法則wを使って)ある程度締めていると思いますが、ネジを摘まんだままハンドルを回すことでもシャフトが回転して締まります。時間的には同じようですが、こっちの方がちょっと楽しいw

新しいラインをリールに巻くだけの普通の使い方は割愛。

PEラインの下巻きをぴったり合わせるためのリバース(逆巻き)の方法

皆さんはルアーをどれだけ飛ばしているのか分かりませんが、当然状況によりますが私の場合は多分8割位の力で投げて30g~40gのメタルジグで飛距離は80m前後だと思います。

ラインの約半分は殆ど使っていないのでもったいないと思い、何年も前からラインをリバースして使っていますが、サゴシなどの歯で切られる以外はPEの途中から魚のテンションが掛って切れたことはありません。ってPE1.2号が切られるような大物が掛かったことがない(/_;)

※根掛かりなどでは、PEの途中で切れるよりリーダーとの結び目から切れることの方が多いようです。

普通は新品の150m巻のPEラインを夏の閑散期?休漁期間?の前まで使ったら、秋のシーズンに向けてリバース(逆巻き)に巻き直して約3ヶ月、3ヶ月で1年使うといった感じです(;^_^A

このリールは浅溝タイプのスプールなのでPE1.2号が150mで下巻き無しで丁度です。

この場合のリバース(逆巻き)の方法は、ご存じのように空のスプールのリールを2つ用意して、1つのリールに巻き取ったら、もう一つのリールに巻き取りそれを最初のリールに戻すといった感じでした。

ツインパワーXD 4000XGの方はPE1.5号が320m巻のスプールなので、1.2号を200m巻くと結構な下糸が必要です。

そこで、今回購入した高速リサイクラーを使って、下糸をぴったりと巻く方法です!って皆さんやっていると思いますが…

1、まず、巻きたいリールに新しいPEラインを全部巻きます。

2、次に下糸にする安いナイロンラインなどを電車結びなどでPEと結びます。後から切らないので、しっかり結びます。

3、下糸をリールのスプールの丁度いい感じの高さになるまで巻き、切ります。

4、そうしたら、高速リサイクラーに空のスプールを取り付けてリールから全部ラインを巻き取ります。

注)写真は既に下糸が巻いてあるラインを全部巻き取ったので、この時本来はPEが上に来ます。

▲写真は右側のスプールが下糸が上に来ていますが逆です。
最後にリールに巻くときにはこの状態になります。
※この写真は下のスプールを2つ並べて捲き替える方法を試しているもので、普通はスプール1個づつ取り付けます。

ここで、YouTubeで紹介されていた方法が気になっていたので、試しに挑戦してみましたw
※ご関心が無い方は下の5、へ飛ばして読んで下さい。

イ、リールから巻き取ったスプールを一旦抜いて左右を入れ替える。これは動画では理由を言っていなかったのですが、左右を入れ替えないとPEだと余り気付かないようですが、ナイロンだとラインがよれるようです。

ロ、同じ径の空のスプールを写真のように脇に取り付ける。

ハ、ハンドルを回すと逆向きの方向で巻き取れるようにする。例えば右側のラインが上から出ていれば左側のラインは下から

二、指に布などを巻いて、ラインに少しテンションを掛けながら右のスプールから左へと巻き替える。

ここで、当初から頭の中ではラインの巻いてある方が径が大きくなっているので、最初はラインが緩んで来てラインの真ん中頃からは逆に緩みが少なくなって最後には帳尻が合うのかな?と思っていた。

ところが、上記の1.2号200mプラス下糸の量では、予想よりもハンドルを回す手とラインをガイドしている手が一ひろ以上に緩んでw、何度もスプールを緩めては捲いて長さを調整する必要があった(;^_^A

最初にリールから巻き取るスプールの方の径を予め小さいものにし、大きい径のスプールに巻き取ればラインが緩む量よりも短くなる量の方が多くなるので、この場合はスプールの固定を緩めて小さい径のラインの方を引っ張ればよいので、この方が少し楽かもしれない…しかし

一見効率がよさそうに見えましたが、ラインの量が増えると逆に面倒なので、この方法は私は却下!w

5、上記の状態の巻き取ったスプールを外して、新たに空のスプールをシャフトに取り付けて、ラインの巻き取ってあるスプールをボールペンなどに真ん中を通して手で持って、高速リサイクラーで巻き取り直すのが正解のようです。この場合のスプールの径の違いは不問です。

6、最後に上の写真のような状態から高速リサイクラーのラインテンションを掛けてリールに巻き取ればラインがスプールにぴったりと合った巻き取りが出来ます。

既に下糸が巻いてあるPEのリバースでしたら、高速リサイクラーでPEを巻き取って下糸の結び目ところで一旦切って、PEだけをもう一つの空のスプールに巻き直しリバースし、下糸に結び直せば後は同じです。

結構使って色あせて来たPEラインでもリバースすると意外にきれいな感じになります。

私の場合は約3ヶ月使用後にリバースしていますが、釣行が少ない方でしたら1年ぐらいでリバースしてもいいのでは?と思います。その代わり釣行後の潮抜きは念入りにする必要はあると思うが…

PEラインの下糸をピッタリに巻く方法
▲PEラインがスプールの高さにピッタリ合って気持ちいい~♪www

結局、高速リサイクラーを使ってみた感じは、やはりラインの巻き取りがラクですし、ラインテンションも調整が簡単なのでいい感じです。まあ、感動するほどでも無かったが(;^_^A

あとは、長い方のシャフトをボールペン代わりにスプールを差して使えるようなのと、音が静かで長持ちするのであればケチらず2.0にすれば良かったか?w

PS.
タイトルを「下巻きをピッタリ巻く方法」としておいてあれなんですが(;^_^A

私の経験上、あまりラインをピッタリ巻くよりも、若干少なめに巻いた方がライントラブルが少ないような気がします。

理由として考えられるのが、リールに初めてラインを巻くときには最初から最後まできっちりテンションを掛けて捲いていると思いますが、実釣の際にはキャスト後の糸ふけを取る際や、軽めのジグなどを巻き取る際、リフト&フォールで巻き取る際などに、ラインにテンションが掛らずに緩く巻かれスプールのラインが膨らむ場合があります。

そういった状態でキャストした際にPEが絡んで出る場合が多いような気がしています。
 

 

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