メタルジグをダイソーのトップコートでコーティングしてみた

メタルジグも何度か使っていると塗装が剥げて鉛の地が見えてくる。

ネットで調べてみると、ジグがボロボロになってきても「釣果に変わりが無い」という人がチラホラ見受けられた。

しかし、どう考えても鉛の地が見えているのに釣果が変わらないとなると、ジグの色をバリエーションで持つ意味や、ホノグラムやフラッシング効果で魚にアピールなどという概念、いやメーカーの商品開発思想の根底そのものを否定してしまうことにならないか? などと思ってしまうw (当然キラキラが無い方が釣れる事もあるが…)

実釣で使うジグなどをセレクトする時も、新しいジグは使うのがもったいないと思いつつ、やはり古いものより輝きが違うので釣れそうな気がして、ついつい使ってしまいます。

で、前々からジグを使う前にウレタンコーティング(どぶ漬け)をするとジグが長持ちするということは知っていた。

しかし、下記の理由でやる気にはなりませんでした。

  1. 黄変しないような良いウレタンコートは結構値段がするし、硬化しないようにするための管理が面倒
  2. 強さを増すためには、どぶ漬けも最低3回~5回、中には10回という強者もいました。しかも1回につき最低でも24時間以上の乾燥が必要。何日かかるんじゃい(;^_^A
  3. ウレタンコートは湿度に弱い(湿度で硬化する)ため、雨天や湿度の高い時にはやらない方がいい。←メンテナンスは天気の悪い時にやりたいのに…
  4. 一度に何個ものジグをコーティングしないと効率が悪い。
  5. いちいちフックを外すのも面倒(;^_^A

ということでずぼらな性格の私には向きません(;^_^A

道具のメンテナンスなどで喜びを感じるまでに至っていない、まだまだ未熟者ですm(__)m

しかし、最近では地元の釣具屋で置いていない商品などネット通販で買う機会も増え、その都度取り寄せるのも面倒だな~と思う今日この頃…

この前「たったの45秒で出来る! 「塗装の弱いメタルジグ」の簡単コーティング法」というページで、以前はウレタンコートのどぶ漬けをやっていたが、面倒なので最近ではトップコートでやっているという記事をたまたま見つけた。

そこでダイソーに買いに行くことに。

トップコートとは、主に女性の方がマニュキアやネイルアートなどを長持ちさせるため、保護を目的とし最後に重ね塗りする透明なマニュキアのようなもの。

売り場は当然化粧品コーナー。

いいおやじが化粧品売り場をうろつくのも気が引けたのですが、人がいない時を見計らってさり気なく?通り過ぎて横目で商品のある場所を特定、その後何度も来るもの嫌だったので速攻で取りあえず3つ手に取って買ってみました(;^_^A

上記のページで紹介されていたのとは違いますが、成分的には同じでしょう。

ダイソーのトップコート

▲なんといっても45秒の速乾性。しかも税込108円w

▲メジャークラフト ジグパラ サーフ35g

フックが当たって地がでてしまったところに、ホログラムシールを貼ってその上にトップコートを3回塗り。(テールスピンは無くなったので別のものを付けています)

なんといっても、速乾性。さすがに厚塗りしているので45秒では、乾燥が不十分なようで、1回につき5分ぐらい待ちました。しかし3回塗りも簡単ですね。

塗り方のコツというか、やってみた私なりの見解ですが…

まずアイの部分をプライヤーなどで持ちます。頭を上の方にして上下に長くして持った方がいいと思います。私の場合は面倒なのでフック等外していません。その分気を付けて作業してくださいね。

それで付属の刷毛でたっぷり垂れるほど液を付けて(どぶ漬けをイメージしてw)、上から下へ軽く素早く塗ります。余分な液が上から下へ垂れるのを、刷毛で導くような感じとでも言いましょうか?
この際に余り力を入れると刷毛の跡が残るので軽くです。

液が足りなくなったらそこから素早く液を足して続けます。速乾性なのであくまでも素早くです。(刷毛の滑りが悪くなったら(液が硬くなったら)もうそこは触らない方がいいと思います。次回に塗り足してください。←ムラになったからといって特に釣果には関係ないと思うのですが気分的な問題で…(;^_^A)

裏面も同様にして、フックが塗装面に当たらないようにどこかへフックを引っ掛けてジグを吊るして乾燥してくださいw

5分ほど乾燥したら指で触ってみて、ベト付が無いことを確認して今度はさっきと逆の方を上にして同じように塗ります。(気温、湿度などにより乾燥時間は変わります)

以上を気が済むまで繰り返してくださいw

これだと本当に、ジグ1個からでも手軽にいつでも塗れますね。

また一つを乾燥している間に別のジグを3~4個塗り終わる頃には、ほぼ、ほぼほぼ乾燥するのでw、ジグ3~4個以上塗ると効率よく重ね塗りもでき、重ね塗りを何回しようと、一気にジグのコーティング作業が完了できます。

肝心の強度はというと、ホログラムシールを貼って上からトップコートで3回重ね塗りコーティングした上の写真のジグを、サーフで40回前後投げて、ストップ&ゴーでその都度底をとりましたが、見た目は変わりませんでした。(実際に並べて比較すれば、砂で擦れているのでツヤが無くなっている可能性はありますが…)

ちなみに、前に同じホログラムシールを貼ってから、エポキシでシールの端を固めたものは10回ほど投げたら剥がれました。

ご注意!というか、警告!!

稀に溶剤が合わないジグがありますので、あくまで自己責任でお願いします!

※現在下記のヒラメタルは完全にダメです。

あと溶剤(シンナー?)の臭いがキツイので歓喜、ん? 換気は必要です!!
出来れば外で作業した方がいいかも。

▲DAIWA ヒラメタル 32g ノーマル状態

▲トップコートと同類の溶剤を使っている物だと、前の塗装が溶けて縮緬状になる。まだ新しいのにやっちまった(TT) …これでもソゲは釣れましたけどねw

※ちなみに同じDAIWAでもサムライジグは3種類(ブルー、ピンク、ゼブラグロー)とも問題ありませんでした。同じメーカーでも違う製法なんですね。

▲こちらも同じく溶けました。

▲ホログラムシールを貼ったもの。ホログラムシールは大丈夫ですが、本体は同じく溶けました。

▲溶剤が合わないものが有ったので、他の物を塗る前にしっぽの方にひと塗りしてしばらく様子を見てから…(メーカー不明です)

上記のようにしっぽ部分は大丈夫だったのですが、中ほどが色が抜けて変になるケースもありました。折角試し塗りしたのに意味ないじゃん…(TT)

▲DUO ビーチウォーカーアクシオン ピンクイワシ

これは泳ぎが変わると悪いので、フックで擦れた部分(フックサークル)に補強の意味で塗ってみましたが、問題無さそうです。

▲調子に乗って、ジグ27個に塗ってみました、そのうち1回塗りが2/3ほど、ほか2回塗りで減ったのが上の写真のように半分弱でした。意外に持ちますね。

釣果に関係あるか分かりませんが、少し使って色がくすんだジグも、表面の見えない擦りキズも修復されるため、ホノグラム等の輝きや色が復活します。

一度塗ってみて問題が無ければ、再度使ってからからまた塗ってもまたきれいになるようです。

しばらく使ってみます。って、トップコート3個も買ったのでw

2018/9/7追記

DAIWAのTGベイトの、塗装が落ちたものをやすりで残った塗装を落として表面を滑らかにして、ホログラムシールを貼った後、トップコートを3回塗ったあと、思い立って黄色の蛍光マジックを塗り、さらにトップコートを2回重ね塗りました。

砂地の防波堤で着底とリール7回前後巻いてを繰り返す、を2時間程度。2回釣行したら、蛍光マジックの色が剥げてきました。…残念ながらジグは根掛かりでロストしましたが。

底取りの回数を減らせば、もっと持つでしょうね。

トップコート2回塗りの強度のご参考まで。

2018/10/11追記

特にトレブルフックが2本付いているジグなどは、何度か使っているとフックがスレて塗装が剥げてくるので、数回使ったらトップコートでコーティングし直してやると、光沢も復活するし、ジグの持ちが確実に違いますね。

あと、トップコートは最初は結構サラサラしているので、重ね塗りの回数を増やした方がいいようですが、ある程度使っていると溶剤が蒸発して、徐々に液がこってり?してきますので重ね塗りの回数を減らしてもいいかも知れません。ただし、あまりドロッと固まって来た状態では塗りむらが出来ると思いますのでご注意ください。

トップコートの液が少なくなると付けにくくなる(刷毛が液まで届きにくい)ので、ビンを寝かせても入り口から液が漏れない事を確認したら横に寝かせて使ってください。

※ん~ん、ここまで親切に書くとトップコートのメーカーの回し者みたい?(;^_^A
それにしてもシンナー臭い…

 

2019/9/28追記

ジグパラ上が40gで新品の状態での4重塗。下が後から買った30gですが、コーティング無しで使用。

使用回数は5~6回の釣行で40gの方が少し多く使ったという感じです。

そんなに何かにぶつけたという記憶はないのですが、コーティングしないと傷だらけになるのがやはり早いようです。

また、傷ができると傷口が広がりやすいので、傷を補強する意味でもトップコートをこまめに塗った方が長持ちするようです。

私の結論としては、ウレタンドブ付けが出来る人は、その方が長持ちすると思います。何も塗らないよりはトップコートでも塗った方がマシw