どうでもいい人が大半なのかも知れませんが?…(;^_^A
先日の釣行の折り、隣に来た人が「ナブラが出ていたようだったので見に来た」と言っていた。
しかし、私は「ナブラは出ていないが、ベイトが表層を泳いでいる小魚の群れに驚いて、その進路のベイトが飛び跳ねて逃げている。見ているとこれが半分以上のようだ」と答えた。
その後も話をしていると、その人は規模が小さくともベイトが追われて(びっくりして)水面を跳ねていることを全て「ナブラ」と言っているようだった。
私は「ナブラ」と言えば、小魚(ベイト)が大型魚(フィッシュイーター)に海面に追われて、一緒くたになって水面がバチャバチャと波立つ(魚が水面を割って出て、水しぶきを伴う事が多い)こと、と理解している。
という事は、その人から話を聞いた人は「ナブラがあちこちで出ていた」という事になり、私などは心がワクワクして来る。
しかし、「あちこちで小魚が何かに驚いて水面を跳ねて逃げていた」と聞いただけでは、何らかの魚がいて少しは生命感があったのか~…くらいにしか思わない。
雲泥の差だ!w
そう言えば、先日の釣行の帰りに会った知人に「◯日の午前中は、ナブラがあちこちで出たらしい」という話を聞いた。
しかし、私は「えっ?その時には私もいたけど、そんなことは無かった」と答えた。
私は古い人間なので、「ナブラ」という言葉は釣り仲間から、水面がバチャバチャしている方を指差されて「あれ、ナブラ出っだ」と言われ、それが「ナブラ」だと理解した。
逆に言えば、海面がバチャバチャしなければナブラでは無い。
その後、インターネットが普及してからも調べたことが有ったが、同じような説明と写真が掲載されていた。
ベイトが何かに驚いて海面に逃げて出ているだけの様子を「ナブラ」と言われたのは、私の記憶では今回が初めて。
しかし、気になったのでChatGPTに聞いてみたw
User
「ナブラ」とは何ですか?
ChatGPT「ナブラ」は、日本の釣り愛好者の間で一般的に使われる用語で、特にシーバス釣りなどのゲームフィッシングで重要です。ナブラは、水面下での魚の活動が盛んな領域を指します。通常、ナブラエリアでは魚の餌を追い求める魚が魚群を作り、水面下でエサを追い詰める状態となり、これを見つけた釣り師にとっては釣果が期待できる場所となります。
ナブラは、水面に水面の乱れや小さな鳥の活動、魚のジャンプなどが見られることがあり、釣り師はこれらの兆候を頼りにナブラエリアを見つけ、釣りを楽しむためにその近くで釣りを行います。ナブラエリアは、釣りの成功を大いに左右する要因であり、釣り師はその場所を正確に特定し、釣りの戦略を立てる際に重要な情報源となります。
まあ、良くわからないがw大方私のイメージに合っていると思います。
「餌を追い求める魚が魚群を作り」とあるので、釣りのターゲットであるフィッシュイーターも群れでいるということです。(ちょっとベイトが逃げているだけの時は、大抵フィッシュイーターは数匹※で、群れという程はいないと思われるので、ナブラと言えるのか?)
※小規模なベイトの跳ねだけでは、ルアーを投げ込むとヒットする場合もあるが、ちょっとタイミングや場所を外したりするとアタらないことも多いので、私は群れという程の魚はいない場合が多いと思っている。そもそも、ナブラ自体が漁師が網を入れる目印的な表現の言葉なので、魚が群れていなければ話にならない(;^_^A
しかし、ChatGPTの回答を鵜呑みにするのはタブーなので、念のためGoogleさんにも聞いてみました。
「ナブラとは?」
ヒットした解説ページを見ていくと…
ヒットページ:その1から抜粋
ナブラ
魚食魚に追われた小魚の群れが表層を逃げ惑い、ときに水面を割って飛び跳ねている状態。トリヤマと同時に見られることが多い。
これは全体的なイメージとしては私の理解と同じ様ですが、「小魚の群れが」と限定しているところが?
ヒットページ:その2から抜粋
小魚の群れが大きな魚に追われて、海面にバシャバシャと逃げる様子をナブラと言います。
掲載されているイメージ写真と説明は私のイメージ通りなのですが、ここにも「小魚の群れ」。そのページの中に「ナブラとボイルの違い」という見出しを発見し、内容を見てみると…
小魚が逃げる様子がナブラになりますが、似た意味でボイルと言う言葉が存在し、少し意味が異なる言葉で、ボイルは魚を追いかけて海面の餌を取る事を言う
ナブラ=逃げる魚
ボイル=捕食する魚
ヒットページ:その3から抜粋
ナブラとは
ナブラの意味とは、青物やシーバスなどのフィッシュイーターに、水面近くに追い込まれた小魚が飛び出している様子を指しています。ちなみにボイルとは、フィッシュイーターが水面近くの小魚を捕食している様子を表していますよ。
微妙な違いに感じますが、全く異なる意味・状況を指していますので間違えないようにしてください。
ヒットページ:その4から抜粋
ナブラ
小魚などが水面まで大型魚などに追われた状態。
ん~?ちょっと思ってたのと違う~?…
「小魚など(ベイト)」と限定しているページが多いようだ。
私はナブラを見て、ベイトの出す水飛沫はたかが知れているが、フィッシュイーターが海面を割って出す水飛沫の大きさで、大体のフィッシュイーターの大小を予測したりしている。
例えば、水しぶきがそんなに無ければ、アジがベイトを追っている「アジのナブラ」とか「サバッコのナブラ」とか、水しぶきが少し大きくなれば「アオコのナブラ」「イナダのナブラ」とか、もっと大きくなれば「ワラサのナブラ」「ブリのナブラ」とか、言いませんか?聞きませんか?
これってターゲットの水飛沫&跳ねをナブラと言っているのであって、ベイトの方では無い。
※確かに、アジやサバがベイトを捕食しているナブラの下に、大型魚が付いていてこの時には大型魚が海面に出ない場合もある、しかしこの時の大型魚はそれほど大きな群れでは無いように思う。
今更?「ナブラ」がベイトに限った言葉だと言われても………
そもそも私はベイトを狙って釣りをしている訳では無いし、皆さんも大半はそうだと思っている。
ただ海面がモヤモヤしているだけでは、その下にどんな魚が居るのか予想もできず、ターゲットの魚が群れなのか、活性化しているのかも分からない。
網で一網打尽にするわけでも無いのに、皆さんは釣り用語としての「ナブラ」では無く、漁師用語の解説をしているのか?
釣り用語としての「ナブラ」がそんな意味では、ガッカリ(ーー;) 魅力半減以下。
漁師だってそれを狙う大型魚を獲りたいハズ。では日本の漁師は、漁のメインである大型魚が小魚を捕食して水面に水飛沫を上げている様子(ボイル)を、なんと言うのだろうか?
そもそも、「ナブラ」は日本の漁師用語で、元々は「魚群(なむら)」から来ている言葉で、魚を網で獲る時の目標として使われていた言葉らしいが、これも地方や魚種などによって違うと思われ、明確な定義は無いようです。
現在釣り用語として使っている「ナブラ」は漁師用語の「ナブラが(沸き)立つ」を省略して言っていることだとは、私も可成り前から承知していた。というか、そう理解していた。
まとめ
という事で、上記らのヒットページからすれば、私の思っているナブラは「ナブラとボイルが同時に起こった」と言わなければいけないのか?
むしろ、上記の説明ページによれば「ボイル」と言った方が、私の思う「ナブラ」に近い。
何と言ってもターゲットはフィッシュイーターの方なのだ。
逆にナブラ状態でベイトの方を狙う人っているのか?(;^_^A ←居たとしたら、もはや鳥人間w
ならば、ベイトとフィッシュイーターが一緒になって水面がバチャバチャとしている様子を言い表す言葉は無いのか?
なんかスッキリしない・・・
「ナブラ」については、日本の漁師用語から派生した言葉であることだけは確かなようです。
ただ、上記らのヒットページの釣り用語としての解説に「ナブラが立つ」を略した「ナブラ」という意味で解説ているのか?本来の漁師用語の意味の「ナブラ=魚群」としての意味で解説しているのか?は不明瞭で、いつの間にか「小魚など」と限定されている文面が多いのはなぜ?(以前調べた時には、確か漁師用語では小魚と限定しているように思わなかった気がするが?)
というか、釣り用語としての解説に、漁師用語の解説は載せるなっ!と言いたい。
釣り用語解説として載せているページに、エビデンスも載せて欲しいゾ!
せめて注釈として「ナブラは、日本の漁師用語のナブラ(本来は「魚群(なむら)」)。小魚が大型魚に水面に追われて水面が波立つ、時に水面から飛び跳ねて飛沫がでることを「ナブラが立つ」と言い、釣り用語の「ナブラ」はその省略語」などと書いて欲しい。
↑ もしかしたら、こういう風に書くと、読んだ人が、主語が小魚という事になって、大型魚が外されてしまったのではないかとも想像できる。実際は大型魚も一緒にボイルしていることの方が圧倒的に多いと思うのに…
結論としては、今後は「ナブラが出た」と聞いたら、「バチャバチャとボイルもしてたか?」と念を押して聞いた方が良さそう(;^_^A
ん~ん、見事にまとめになっていない(;^_^A
あなたは、小魚(ベイト)が跳ねれば「ナブラ」派?
それとも、水面バチャバチャで「ナブラ」派?
ちなみに「ボイル」という言葉は最近では無いが、だいぶ後になってから耳にするようになったと思う。
想像するにboil=ゆでる・沸かす などから来たように思っているのだが英語が分からないので、語源をググってみたが、明確なページが見当たらなかったので、再びChatGPTに聞いてみた。
User
ボイルの語源は?
ChatGPT
「ボイル」(Boil)という言葉の語源は、釣りの文脈での特定の行動や現象を指す用語として広まったものです。語源については明確に文献に記録されたものはありませんが、おそらく英語圏で釣り愛好者や釣りコミュニティによって創造された言葉でしょう。「ボイル」は、魚が水面に飛び跳ねている様子を表現し、釣り人にとって魚の活発な餌を追いかける行動を示す重要な情報を提供します。この用語は水面での魚の行動を的確に表現する言葉として受け入れられ、釣りのコミュニティで広く使用されています。具体的な語源については確定的な情報が限られており、釣り愛好者たちによって使われるようになり、一般的に広まったと考えられています。
まあ、これも明確な定義があるわけでは無いようなので、個人が釣り用語を解説するのではなく、ちゃんとした機関、業界などが、拾って来た情報からではなく、エビデンスに乗っ取って釣り用語辞典としてきちんと編纂して欲しいものです。
いや~、同じ言葉でも生活環境や生い立ちによって意味合いが違い、言ったことがきちんと相手に伝わっているのか?という事が、甚だ疑問だという事を改めて実感した次第です。