今日の午後からは雨が降り出してその後少し荒れる予報。
酒田港でニシンが釣れていると某州屋さんのサイトに昨日掲載されていた。
ニシンと言えば青山邸、青山邸と言えば北海道、というイメージだがw、酒田で釣れた話は余り聞いたことが無かった。
先々週あたりにホッケでも釣れていないのかと、某州屋さんの秋田のサイトを見たら、秋田港でニシンが釣れているとの情報が掲載されていて、ホッケは男鹿では釣れるのは以前から知っていたが、秋田でニシンも釣れるのか~と思っていた。
ニシンも気にはなったが、やはり運動がてらにまたサーフに行ってみる事にして8時過ぎに家を出た。
サーフに向かい歩いていると川ガニを捕まえてきたという人が。
川ガニを海で…???
サーフに着くと少し先にもう一人、タモを持ってウェーダーを履いて少し海に立ち込んで、あちこち海中を探している姿が見えた。
あの人も海で川ガニ獲りか?w
私がジグを投げランガンして行くと、ちょうど休憩していて声を掛けたら見せてくれた。
モクズガニだった。
モクズガニって海にもいるんだ~、海の藻屑と化す?(;^_^A
※後で調べたら「親ガニが海域へ移動して繁殖を行う」との事です。by Wikipedia
モクズガニと言えば、昔、秋も深まった頃に何度か貰ったことがある川ガニ。蟹味噌に脂が乗っている感じで海の蟹とはまた違った独特の風味があった記憶がある。が、最近は食べていない。
ウェーダーを履いて、2匹で休憩しているようでは私には無理。
そして少しランガンして行くと、波打ち際のタモがあれば掬えそうなところに蟹が見えた。
どうせ魚は釣れないだろうからランガンのついでに蟹でもと、車にタモを取りに。
2足でも3足でも草鞋を履いちゃいますw
しかし、戻ってくるとさっきいた蟹が見当たりません。それに少し波が出てきました。
「あるある」です(;^_^A
しばらくランガンして行くと、波打ち際から少し向うに石のように黒い物体ですが、動いて移動している感じに見えます。
タモを伸ばせば届きそうだったので、その黒い物体にタモを上からかぶせるようにして砂に押さえつけて少し前後に揺すりながら引いて来ると…
網に入っていました。モクズガニ get!
蟹を見つけると捕まえたくなる…子供かッ!w
ワタリガニは何度か捕まえたことがありますが、海でモクズガニを捕まえたのは人生初。
ということで、2時間半ほどランガンして来ました。…ジグ&タモw
全部で13匹。まだいましたが食べる分には充分なので…
また、タモが安物なので柄がくにゃくにゃして海中、特に波が来ると思う様に動かせなく、何匹か取り逃がしました。
モクズガニを捕まえるには、波の無い海中が見通せるような日でないと難しいかも?(波50cmは難しいと思う)
また、伸縮式のタモは柄に砂が入るとキズだらけになるのでご注意ください。(砂の上には置かないように気を付けていたのですが、波によるのか?どうしても砂が入ってキズが付きました)
モクズガニの旬が晩秋だったので、今の時期はどうなんだろうと思っていましたが…
塩ゆでは抜群です!
まあ、旬に比べれば内子の入り具合や蟹味噌の量、脂乗りが違うような記憶がありますが、それでも旨いと思いました。
4匹はみそ汁にしましたが、こちらはゆでる時に足が出るので水を多くし過ぎたようです。
蟹の味が薄かった~(;^_^A
ただ、個体が小さいので(胴のサイズ5~8cm位)味はいいのですが、余り食べた気はしません(;^_^A
メスは大小関係なく甲羅の内側(蟹味噌?内子?)はうまいのですが、オスの方は大きい方がうまいようです。また、海ではモクズガニはあまり脱皮しないようなので甲羅が固く、足の身は握力?指力?で潰して絞り出すのが私でやっと、家内は出来ないと言っていました。細いので(カニスプーン?カニフォーク?は使えないレベル)そもそもそんなに身は有りません…
肝心の釣りの方は予定通りのノーバイト。
歳甲斐もなく蟹と戯れてきました。…って遊ばれてる蟹はたまったもんじゃねぇ~
石川啄木 歌集『一握の砂』より
東海の 小島の磯の 白砂に
われ泣きぬれて 蟹とたはむる