以前USBのドライブ名(ドライブ文字、ドライブレター)を固定して、家や会社などで使っても環境が変わらないように…
と書いて以来、USBの外付けハードディスクドライブも、そうやって持ち歩いています(^^♪
で、他のドライブとダブらないように後ろの方のYとかにしているのですが、ふとシステムのドライブがCで、DVDドライブがD?
前の方のAやBは欠番になっています。
どうして?なんで?と思った方は、きっとお若い方なんでしょうね(;^_^ A
ABドライブが無くなってから久しいので、私も忘れていました…が思い出しました。
昔むかし、その昔… パソコンにハードディスが無い時代がありました。
では、どうやって使っていたのでしょう?
そもそもフロッピーディスクを目にする機会が少なくなりましたが、パソコンが普及しだした頃には確か5インチのフロッピーディスクを使っていました。大型のコンピュータは8インチのフロッピーディスクなんていうのもありましたね。それ以前は磁気テープとかはまだいいほうで、記憶媒体として紙テープ(さん孔テープ)に穴を空けて使っていたなんて、今では信じられない人もいるのではないでしょうか?
今思えば時代の最先端のコンピューターですが、まだアナログな部分から完全に抜けだし切れていない時代ですね。
話をパソコン(パーソナルコンピュータ)に戻しますが、初期のパソコンの普及機は確かNECのPC-98シリーズではなかったでしょうか?(当時の価格で20万円位しました。今の2~3倍以上の価値か?)
ハードディスがまだ無く5インチのシートのようなフローピーディスクに、システムが入っているシステムディスクを毎回ドライブに差してOSを読み込ませて起動するものでした。
システムを立ち上げ後(メモリーに読み込む)システムディスクを抜いて、今度は使いたいソフトの入ったフロッピーディスクに入れ変えてソフトを読ませ立ち上げる。保存が必要になったらまた、フロッピーディスクを抜いて保存用のフロッピーディスクに差し替えて保存。というふうに使っていましたね。
その後フロッピードライブが2つ搭載した機種が出て、抜き差しの回数は減りました(;^_^ A
その時システムを入れるフロッピードライブがAで、もう一つのドライブがBでした。
その後しばらくしてから現在のようなハードカバーに入った3.5インチのフロッピーディスクになったと記憶しています。
当時EPSONから現在のノートパソコンのような、二つ折りのモニター一体型の小さなパソコンが出てディスクトップ(机上)に対して、ラップトップ(膝上)パソコンと言っていました。現在でもアメリカでは確かそう呼んでいたと思います。なんで日本ばかりノートパソコンと言う呼び方にしたのでしょうか?ちょっと余談でした。
A,Bのフロッピーディスクドライブはその地位を完全に確立したのでしょう。
その後出たハードディスはCドライブとして搭載されました。最初は単なる記憶媒体という位置づけだったのかも知れません。
ハードディスが搭載されると急速にシステムをフロッピーディスクからハードディスにコピーして、そこから立ち上げるようになり、ソフトウェアもフロッピーディスクからハードディスにコピーして、そこから(Cドライブから)立ち上げて使うようになりました。
時は過ぎ、1998年に登場したアップルのiMacがついにフロッピーディスクドライブ非搭載で発売したのを皮切りに、今ではWindows機のパソコンでもフロッピーディスクドライブ標準搭載のパソコンは見なくなりましたね。
A,Bのフロッピーディスクドライブはなくなっても、システムディスクのドライブの呼び方は、C:のまま残りましたとさ。
パソコン界でのフロッピーディスクドライブの偉大な功績を称え、A: B:は永久欠番となったのか?めでたし、めでたし…